沢田綱吉がこんなことをしたら、

すごくよいんじゃないかな、
男前だと思うんだな、


ということをありがちなシュチュエーション、かつ独断と偏見、そして自分の萌えを元に自給自足してみました。
反省はしています。一応。




その1
#ありがちで申し訳ないけれど、図書室にて目当ての本に手が届かないヒロインと綱吉


「……と、届かない……、」
「どうしたの?」
「あっ、沢田くん!あ、あの、本、手が、届かなくって、」
「どの本?取ってあげるよ」
「(きゅん!)あ、えっと、あの、紺色の背表紙のやつ、」
「りょーかい。取れない時は、無理しない方がいいよ。オレ、取ってあげるし」
「あっ、ありがとうっ、」
「女の子って大変だろ?スカートだしさ」


おとこまえ〜!


その2
#ぎちぎちのエレベーターの中でのヒロインと綱吉


「(うっ、もうさすがに乗れないと思うんですけど〜!)」
「……さん、こっちおいで」(隅へ移動させる)
「………、っあ、沢田くん、」
「ん?」(さりげなく目の前に立ってぎゅうぎゅう詰めから庇う)
「はうっ、(射抜かれた)」


おとこまえ〜!


その3
#その2と似たような感じで、人通りの激しい駅構内でのヒロインと綱吉


「人すごいね……っ、」
「うん、あちこちから人が来るから、酔っちゃいそう」
「そうだね、ふふ、わたしひとりだったら絶対迷子になっちゃうなぁ、」
「だいじょうぶだよ」(さりげなく手を握る)
「え、」
「迷子になりそうな所に、さんひとりで行かせないから」
「さ、さわだく、(きゅぅううん!)」


おとこまえ〜!


その4
#少女漫画の王道、廊下でどーん!をヒロインと綱吉で


「(やばい次の授業絶対間に合わない……!)」

角を曲がる瞬間、どん!

「いっ……、っご、ごめんなさ」
「ごめんね、大丈夫?ちょっと急いでたから……、あ、さん、」
「さささ沢田くん……!ごっ、ごめんなさいわたし急いでて注意散漫だったというかそのっ、」
「ううん、オレは男だし大丈夫だけど、さんは女の子だ。保健室、行こう」
「えっでも授業あるし、わたしどこも怪我してないし、」
「念の為、保健室行った方がいいよ。授業は先生に事情を話せば大丈夫だよ」
「で、でもっ、沢田くんに迷惑かかるし、元はといえばわたしがいけないんだし、」
「オレは迷惑なんかじゃないし、女の子にぶつかったオレが悪いんだよ」
「……、」
「本当にどこも怪我してないって分からないとオレが嫌なんだ。だからオレの為に行ってくれないかな、保健室」
「(きゅん!)あ、う、えっと、お、おねがいしても、いいですか、」


おとこまえ〜!


その5
#体育祭の競技後(リレー希望)の綱吉とヒロイン


「っはぁ、あっちぃ、」(体育着のTシャツ裾を持ち上げて、顎を伝う汗を拭う(※腹チラほどよい腹筋希望)
「っさ、沢田くんっ、あ、あの、これ……っ、」(男らしいツっくんにきゅん。はっとしてタオルを差し出す)
「使っていいの?」
「も、もちろんっ、」
「……ありがとう、」(はいここでふっとはにかんだ笑顔!)
「(きゅぅううん)う、ん、」


おとこまえ〜!


その6
#もしもの話をするヒロインと綱吉


「沢田くんはさ、もし急に地震とか火事とか起きたらどうする?世界単位の、すっごいやつ」
「世界単位のすっごいやつか〜、ってことはそう簡単に助かれない状況だよね、うーん、そうだなぁ、」
「うん?」
「まず、さんが無事か確かめに行くかな」
「えっ、」
「それで、一緒に助かる方法探すよ」
「………そ、そっか、(動悸がとまらない)」


おとこまえ〜!


その7
#ありがちにちょい悪系なナンパ男に絡まれるヒロインと通りすがり綱吉


「やっ、やめてくださいっ、」
「いーじゃん、どうせひとりっしょ〜?」
「すみません、その子、オレの連れなんです」
「っつ、つなよしくん……っ、(な、なんで、)」
「(だいじょうぶ、オレに任せて)待たせちゃってごめんね。さ、行こうか」
「おい、ちょっと待てや。それでこっちがハイそーですかって返すと思ってンのか?あ゛ぁ?!」


「それでオレがハイそーですかって彼女をあなたに渡すと思います?
………ケンカは嫌いなんで、引いてもらえますか」


「女の前だからってカッコつけやがってぇ!!」(拳を振り上げる)

ぱしっ(大きく振りかざされた腕をキャッチ)

「お互い、怪我はしたくないじゃないですか。それにあなただって、これ以上女の子の前で恥かきたくないでしょ?」

「っ、けっ!ガキが……っ!」
「まったく、ああいうナンパってまだあるんだねぇ。……ちゃん、大丈夫?乱暴なこと、されたりしなかった?」
「あ……、う、ん、だいじょうぶ、ありが、と、た、助けて、くれて、」

ぽんぽん(頭ぽんぽん)

「いや、偶然通りかかって、ちゃんが困ってるの見えたから………怖かったね。よしっ、クレープでも食べに行こう。オレのおごり。ね?」
「(きゅううぅん)く、クレープならわたしがおごるよ!た、助けてもらったお礼っ、」
「女の子におごってもらうなんて……、そうだな、じゃあ今日は、ちゃんに甘えちゃおうかな?」
「うっ、うん!(気、つかってくれたのかな、あぁっ、沢田くん……!!)」


おとこまえ〜!


その8
#転んで泣いてるヒロイン(体育)を保健室で綱吉(サボリ※仮病)が発見


「失礼しまー、す……っちゃん!どっ、どうしたの?なんで泣いて……っ!」
「ふ、えっ、つなよし、く、……っこ、転んで……っい、いた、い、」
「転んで?……シャマルはいないのって、いたらとっくにいらない治療までしてるよな。……ちょっとごめんね、」
「ひあっ、」
「ごめん、……とりあえず膝消毒しよう。手のひらは大丈夫?あと痛いところは?」
「だっ、だいじょ、ぶ、」
「ん、傷口は洗ってあるし、さっそく消毒……あれ、もしかして傷口洗って痛くて泣いちゃった?」
「(どっきん!)…………う、い、いじわる、」
「あはは、ごめん、じゃあ消毒は痛くないようにするよ。優しく、ね?」


おとこまえ〜!


その9
#さりげなく名前を呼びすてる綱吉と呼びすてられるヒロイン


「おはよ」
「あ、綱吉くん、おはよ」
「校門で黒川に会ってさ、土曜の約束、昼からでいいかってに聞いといてって頼まれた」
「あっ、うん、あ、りがと、(いいい今なっ、なまえ……!)」
「土曜、どこか行くの?」
「っそうっ!新しく出来た服屋さん」
「へえ、いいね」
「うん、楽しみ!」
「うん、服屋さんもいいけど、オレは黒川が羨ましいって意味」
「……へ、」
と土曜に、ふたりで出かけるんでしょ?羨ましい。オレもしたいな、デート」
「(きゅーんっ!)もっ、もう!つなよしくんってばっ、」


おとこまえ〜!


その10
#男前綱吉の男前告白術


「急に呼び出しちゃってごめんね」
「ううんっ、全然。それよりどうしたの?なんかあった?」
「うん、あった」
「えっ、なに、どうしたの?」


のことが好きすぎてしょうがない。だから、付き合ってもらえるかな。
泣かせない、損もさせない、幸せにする。どう?好条件だと思うけど」


「、え、と、」


「結構長い時間かけてアピールしてきたつもりだったんだけど、
気づいてないんだかスルーしてんだか分からなくって」


「え……っええ!」
「ふふ、気づいてなかった?」
「……う、ん、」
「そう。でも今知ったんだし、ね?オレのこと嫌いじゃないなら、」




さん、ぜひオレの彼女になって下さいよ




「(きゅーんっ!射抜かれたァ!!)もっ、もちろん!」




以上!沢田綱吉の、おとこまえ〜!なところ全集でした。
ね、独断と偏見、納得でしょう?